メッセージ

月例更新(2008年6月)・5月の活動報告

6月から背景色も夏の色に衣替えです。
先月のライヴクリップ人気投票では、シューベルトのソナタ第13番第1楽章が初登場時以来2度目の第1位に返り咲きました。今回は合計投票数13票という、決選投票を除けば過去最多のご投票が集まったのも嬉しいことです。
今月は4月の秋田でのリサイタルから、アンコールで演奏したバッハ/ブゾーニの「目覚めよと呼ぶ声あり」が新着音源としてアップされています。多くの皆様からのご投票をお待ちしています。

5月2日から4日までは、有楽町の東京国際フォーラムで開催された「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 熱狂の日音楽祭2008」に出演しました。
LFJにて久保田巧先生と LFJにて佐藤俊介君と LFJにてルネ・マルタン氏と
同音楽祭への出演は初めてでしたが、今回のテーマは「シューベルトとウィーン」、私は得意のシューベルトの作品ばかりを演奏するということで張り切って臨みました。
2日はソロで、「楽興の時」「3つのピアノ曲」の2つの性格小品集を演奏しました。会場のG409は天井が低く残響もほとんどゼロの難しいホールでしたが、小さいぶん聴衆の方々との一体感が感じられ、親密な雰囲気のコンサートとなりました。きっと往時の「シューベルティアーデ」もこんな雰囲気だったのでは、と勝手な想像を巡らせました。
3日はヴァイオリニストの久保田巧先生とのデュオで、ソナチネなどを3曲。久保田先生との共演は初めてでしたが、本場ウィーンで学ばれた清潔で趣味の良い演奏スタイルに感銘を受けました。本番の後には「キッズプログラム」というタイトルの無料イヴェントにも出演し、デュオのほかゴドフスキー編曲の「楽興の時」などのピアノソロ曲も演奏しました。
4日は佐藤俊介君と約1年ぶりの共演で、ロンド、ソナチネ、デュオ・ソナタの3曲。俊介君とシューベルトを弾くのは初めてで、どういうことになるかとてもわくわくしていましたが、いつもながらの闊達なヴァイオリンに酔いしれ、本当に愉しい演奏会でした。夜遅くの公演だったにも関わらず大勢のファンの方々が聴きに来て下さいました。
残る2日はオフだったので、国際フォーラムに貼り付いてできるだけ多くのコンサートを聴くことに専念しました。たくさんのシューベルト演奏を聴きましたが、特にバーバラ・ヘンドリックスの神々しいまでのリートリサイタル、それに第10回シューベルトコンクールの覇者川島基さんの演奏の素晴らしさは特筆すべきものでした。シューベルトにどっぷり浸ることのできた幸せな5日間でした。

JT室内楽コンサート終演後
春の帰国公演最後の演奏会となった9日はJTアートホールの室内楽シリーズにお招きいただき、ヴァイオリンの堀米ゆず子先生、チェロの山崎伸子先生とこちらもシューベルトのトリオを演奏しました。堀米先生とは昨年5月のリサイタル以来2度目、山崎先生とは初めての共演でしたが、リハーサル時から高度な要求が続出し、桐朋学園の伝統である室内楽の内容の濃さを垣間見た刺激的な体験でした。JTアートホールで演奏したのは初めてでしたが、音響が素晴らしく、本番も大変気持ちよく演奏することができました。
両先生とはまたご一緒させていただける機会があることを願っています。

サル・コルトー
パリにてチェルノフ氏と
20日はパリで「コンセール・ダニマート」というタイトルの演奏会に出演しました。このコンサートはパリ・エコールノルマル音楽院のマリアン・リビツキ教授のオーガナイズで若いピアニストを紹介するシリーズで、教授が4月のロードス国際コンクールの審査委員長だったことから今回ご招待いただきました。
会場のサル・コルトーはエコールノルマル音楽院の併設ホールで、客席数は少ないながらすっきりした魅力的な音響のホールでした。
私はコンサートの前半に、クレメンティのソナタ、ショパンの舟歌、バルトークのソナタの3曲を演奏しました。集まったパリの聴衆は凄まじい盛り上がりで、何度もカーテンコールに呼び出されることとなりました。後半は同じロードスのコンクールのファイナリスト、ロシアのアレクセイ・チェルノフが出演、シューマンの交響的練習曲などを素晴らしい迫力で演奏して満場の聴衆を沸かせました。

6月も日本での演奏会が多数予定されています。7日には掛川で昨年の日本音楽コンクールバイオリン部門の覇者長尾春花さんとの共演(蛇足ながら日本音コンでは「ヴァイオリン」ではなく「バイオリン」と表記します)、8日は浜松でソロコンサート、9日は皇居前パレスホテルのクラウンレストランでサロンコンサート。15日は長野県波田町のカフェプレイエルにて5年ぶりのリサイタル、21日には新宿の朝日カルチャーセンターで伊熊よし子先生との公開講座、25日は日英協会・英国商業会議所主催のイヴェントで佐藤俊介君と共演、29日は小樽にて初めてのリサイタル、と続きます。詳しくは演奏会情報のページをご覧下さい。大勢の皆様のご来場をお待ちしております。

今月も佐藤卓史公式ウェブサイトをどうぞよろしくお願いいたします。

コメント

はじめまして

初めて書き込みます。いつも見に来てます。これからも遊びにきます。

Re: はじめまして

hanaさん

はじめまして。いつもご覧下さっているようでありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。

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