月例更新(2008年7月)・6月の活動報告
6月も、ライヴクリップ人気投票には多くの投票が寄せられましたが、得票数は割れに割れて、結局シューベルトのソナタ第13番の第1楽章、シューベルト/リストの「愛の使い」、クープランの「葦」、バッハ/ブゾーニの「目覚めよと呼ぶ声あり」の4曲が同率1位という異例の結果となりました。今月は新着音源としてチャイコフスキーの人気曲「舟歌」を追加、ますます多くの皆様からのご投票をお待ちしています。
6月はほぼまるまる1ヶ月間日本に滞在し、各地で演奏会に出演しました。
7日は静岡県掛川市の「美感ホール」にて、ヴァイオリニスト長尾春花さんとのリサイタルが開催されました。長尾さんは昨年の日本音楽コンクールにおいて高校3年で優勝し、現在東京芸大1年に在学中。私の後輩にあたる若いヴァイオリニストです。この日はドビュッシーとフランクのソナタを中心に、フランス系の作曲家の作品でまとめられた美しいプログラムとなりました。長尾さんとは初めての共演でしたが、極めて高度なテクニックと爽やかな感受性を兼ね備えた優れた奏者であると感じました。今後ますますの発展を祈るとともに再び共演する機会があることを願っています。
8日は、昨年もこの時期にお邪魔した浜松市の「サロンドポピー」でのリサイタル。ご主人の手作りという木造のサロンは天井が高く、響きの心地よい空間です。珍しい国産ピアノ「アトラス」を使って、クレメンティ、シューベルト、ショパンの作品を演奏しました。
9日は皇居前の名門パレスホテル最上階に位置する「クラウンレストラン」でのサロンコンサート。昨年3月に引き続き2度目のソロ出演となりました。最高級のフレンチフルコースをお楽しみいただいた後、トークを交えつつ約60分のコンサートを行いました。前回はドイツの作曲家を集めて演奏しましたが、今回は「ドイツ以外」のさまざまな国の作曲家の小品を集め、クラシック音楽の歴史を解説しながらのコンサートとなりました。
15日は、長野県波田町の「Cafeプレイエル」でのリサイタル。松本電鉄の終点・新島々駅の駅舎の隣に建つこのカフェには1923年製のプレイエルが置かれ、現在でも頻繁にコンサートが開催されています。私は2003年以来、実に5年ぶりの再訪となりました。ショパンの生きた時代よりはかなり時が下るとはいえ、サロンの香りが漂う澄んだ音と軽やかなタッチはやはりショパンにぴったりで、今回もショパン作品の本質に開眼させられた思いでした。今月のライヴクリップ新着音源のチャイコフスキー「舟歌」は、このプレイエルでの演奏です。40席の小さな喫茶サロンに、地元だけでなく遠方からも熱心な聴衆の方々が駆けつけて下さいました。
21日は、新宿住友ビルの朝日カルチャーセンター新宿教室にて、音楽ジャーナリスト伊熊よし子先生との公開講座に出演。伊熊先生の講座には2005年に佐藤俊介君の共演者として同席したことがありますが、ソロでの出演は初めてです。弾いている時間よりも喋っている時間の方が長いというイヴェントは初体験だったような気がしますが、私の幼い頃から第一線のライターとして活躍なさっている伊熊先生の鮮やかな進行に支えられ、和やかな雰囲気のレクチャーコンサートとなりました。
25日は和田倉噴水公園レストランにて、佐藤俊介君とのサロンコンサート。日英協会100周年、在日英国商業会議所60周年を記念して一般にも公開されたイヴェントで、当然テーマは「イギリスの作曲家の作品を中心に」ということになりました。文化大国でもあったイギリスは、なぜか自国出身の作曲家をあまり輩出せず、選曲にはかなり苦労したのですが、今回はイギリスを代表する作曲家エルガーのヴァイオリン・ソナタと、シリル・スコットの「タラハッシー組曲」という珍しい2作品がプログラムの中心に据えられました。エルガーのソナタは私も俊介君も初挑戦の大曲でしたが、誠実な作風と晩年の静謐な世界観が融合した大変な名曲(かつ難曲)でありました。もっと演奏されてしかるべき作品だと思います。スコットがジンバリストに捧げた「タラハッシー組曲」は、新大陸アメリカの旋律を変拍子やテンションノートで彩った親しみやすい作品でした。
29日は小樽市民文化センター「マリンホール」にて初めてのリサイタル。北海道でのソロ公演じたい、私にとっては初めてで、張り切ってたくさんの曲を並べたら2時間を超える長時間コンサートになってしまいました。月末の日曜には他のさまざまなイヴェントが重なり合ったようで、集客はあまり芳しくありませんでしたが、ご来場下さった皆様には「ヨーロッパ音楽旅行」のタイトルの通り、ヨーロッパの国々を音楽で旅していただけたものと思います。
7月は日本での公演はありません。
今月も佐藤卓史公式ウェブサイトをどうぞよろしくお願いいたします。
6月はほぼまるまる1ヶ月間日本に滞在し、各地で演奏会に出演しました。
7日は静岡県掛川市の「美感ホール」にて、ヴァイオリニスト長尾春花さんとのリサイタルが開催されました。長尾さんは昨年の日本音楽コンクールにおいて高校3年で優勝し、現在東京芸大1年に在学中。私の後輩にあたる若いヴァイオリニストです。この日はドビュッシーとフランクのソナタを中心に、フランス系の作曲家の作品でまとめられた美しいプログラムとなりました。長尾さんとは初めての共演でしたが、極めて高度なテクニックと爽やかな感受性を兼ね備えた優れた奏者であると感じました。今後ますますの発展を祈るとともに再び共演する機会があることを願っています。
8日は、昨年もこの時期にお邪魔した浜松市の「サロンドポピー」でのリサイタル。ご主人の手作りという木造のサロンは天井が高く、響きの心地よい空間です。珍しい国産ピアノ「アトラス」を使って、クレメンティ、シューベルト、ショパンの作品を演奏しました。
9日は皇居前の名門パレスホテル最上階に位置する「クラウンレストラン」でのサロンコンサート。昨年3月に引き続き2度目のソロ出演となりました。最高級のフレンチフルコースをお楽しみいただいた後、トークを交えつつ約60分のコンサートを行いました。前回はドイツの作曲家を集めて演奏しましたが、今回は「ドイツ以外」のさまざまな国の作曲家の小品を集め、クラシック音楽の歴史を解説しながらのコンサートとなりました。
15日は、長野県波田町の「Cafeプレイエル」でのリサイタル。松本電鉄の終点・新島々駅の駅舎の隣に建つこのカフェには1923年製のプレイエルが置かれ、現在でも頻繁にコンサートが開催されています。私は2003年以来、実に5年ぶりの再訪となりました。ショパンの生きた時代よりはかなり時が下るとはいえ、サロンの香りが漂う澄んだ音と軽やかなタッチはやはりショパンにぴったりで、今回もショパン作品の本質に開眼させられた思いでした。今月のライヴクリップ新着音源のチャイコフスキー「舟歌」は、このプレイエルでの演奏です。40席の小さな喫茶サロンに、地元だけでなく遠方からも熱心な聴衆の方々が駆けつけて下さいました。
21日は、新宿住友ビルの朝日カルチャーセンター新宿教室にて、音楽ジャーナリスト伊熊よし子先生との公開講座に出演。伊熊先生の講座には2005年に佐藤俊介君の共演者として同席したことがありますが、ソロでの出演は初めてです。弾いている時間よりも喋っている時間の方が長いというイヴェントは初体験だったような気がしますが、私の幼い頃から第一線のライターとして活躍なさっている伊熊先生の鮮やかな進行に支えられ、和やかな雰囲気のレクチャーコンサートとなりました。
25日は和田倉噴水公園レストランにて、佐藤俊介君とのサロンコンサート。日英協会100周年、在日英国商業会議所60周年を記念して一般にも公開されたイヴェントで、当然テーマは「イギリスの作曲家の作品を中心に」ということになりました。文化大国でもあったイギリスは、なぜか自国出身の作曲家をあまり輩出せず、選曲にはかなり苦労したのですが、今回はイギリスを代表する作曲家エルガーのヴァイオリン・ソナタと、シリル・スコットの「タラハッシー組曲」という珍しい2作品がプログラムの中心に据えられました。エルガーのソナタは私も俊介君も初挑戦の大曲でしたが、誠実な作風と晩年の静謐な世界観が融合した大変な名曲(かつ難曲)でありました。もっと演奏されてしかるべき作品だと思います。スコットがジンバリストに捧げた「タラハッシー組曲」は、新大陸アメリカの旋律を変拍子やテンションノートで彩った親しみやすい作品でした。
29日は小樽市民文化センター「マリンホール」にて初めてのリサイタル。北海道でのソロ公演じたい、私にとっては初めてで、張り切ってたくさんの曲を並べたら2時間を超える長時間コンサートになってしまいました。月末の日曜には他のさまざまなイヴェントが重なり合ったようで、集客はあまり芳しくありませんでしたが、ご来場下さった皆様には「ヨーロッパ音楽旅行」のタイトルの通り、ヨーロッパの国々を音楽で旅していただけたものと思います。
7月は日本での公演はありません。
今月も佐藤卓史公式ウェブサイトをどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://takashisato.blog48.fc2.com/tb.php/86-8d34ddb5








